固定電話と言えばNTTが一般的ですが、現在は光回線を応用した固定電話サービスの普及によってauひかりでも使えます。
auひかりでは「ひかり電話」として利用できますが、ひかり電話とNTTの固定電話にはどのような違いがあるのでしょうか?また、NTTの固定電話からどのように乗り換えができるのでしょうか?
今回は「auひかり電話」について紹介していきます。
※表示価格は税込みです。
もくじ
NTTの固定電話とひかり電話の違い
まずは、NTTの固定電話とひかり電話の違いをまとめましょう。
「NTTの固定電話」と言っても実はたくさんあります。しかし、ここではおおまかに一般的な「NTT加入電話」と光回線を応用した「NTTフレッツ光などのひかり電話」の2つだけ取り上げます。
NTTが提供する電話の中では現在この2つが主流です。
月額 | 初期費用 | |
---|---|---|
NTT加入電話 | 1,450円~2,035円 | ~39,600円 |
フレッツ光ひかり電話 | 550円~1,650円 | フレッツ光工事費 (15,650円~19,800円) |
その他もろもろの初期費用などがかかったりしますが、おおまかにはこんな感じです。
NTT加入電話というのは電話の権利も含めて「電話だけ」使えるようにするプランです。ひかり電話はフレッツ光の光回線を使っている場合に使える、いわゆる「IP電話」プランです。
とはいえ、どちらも03や04とかの市外局番から始まる電話番号を取得することができます。
NTT(加入電話/ひかり電話)⇒ auひかり電話へ
ここからは、NTTの電話サービスからauひかりの電話サービスに乗り換える時に生じるメリット・デメリットなどについて触れていきます。
NTT加入電話からは引き継ぎ可能・ひかり電話からは引き継ぎ不可不可
まず気になるのは、固定電話を移行する時に「これまでの電話番号」は引き継ぎできるのかどうか、です。
結論から言うとこのようになります。
・ひかり電話 ⇒ auひかり電話へ電話番号が引き継ぎ不可
電話番号を発番した
当時の電話サービス番号継続可否 現在フレッツ光の「ひかり電話」やソフトバンク「おとくライン」などNTT加入電話以外をご利用中 NTT加入電話 ○ フレッツ光「ひかり電話」、ソフトバンク「おとくライン」など ×
番号継続可否 現在NTT加入電話を利用中 ○ 現在KDDIメタルプラス電話をご利用中 ○ ※auひかり公式サイトより引用
ただし、「電話番号を発番した当時の電話サービス」、つまり「最初に電話番号を作った時のサービス」がNTT加入電話かひかり電話かが重要なため、以下のパターンなら引き継ぎが可能です。
ちなみに、加入電話(NTT)⇒ ひかり電話(NTT)の移行も電話番号の引き継ぎはできます。
より詳しく言えば、「加入電話」によって手に入れた「加入権」というものを持っているか、持っていないかが焦点となっています。
この権利を持たずに電話番号をつくった場合(ひかり電話やその他)は、電話番号を引き継ぐことができません。
NTT加入電話 ⇒ auひかり電話への引き継ぎ方法
NTT加入電話からauひかり電話に電話番号を引き継いだ場合、以下のような状態になります。
NTT東日本・NTT西日本の加入権は休止となります。
休止の手続きはauひかり電話お申し込み時に、KDDIにて代行いたしますので、お客さまによるお手続きは不要です。加入権をお持ちでないお客さまは「NTT加入電話・ライトプラン」または「INSネット 64・ライト」いずれかでご利用されており、NTT解約となります。
番号ポータビリティをご利用されない場合は、お客さまご自身で休止または解約のお手続きを行ってください。固定電話が使えない期間をなくす為に、auひかり電話が開通し、利用できるようになったことを確認した後にNTT加入電話の休止または解約のお手続きをすることをお勧めします。
※auひかり公式サイトより引用
簡潔にまとめるとこの2つに集約されます。
・番号ポータビリティ(電話番号引き継ぎ)をしない ⇒ 自分で解約。ただし、auひかり電話開通 ⇒ 解約の順で行うこと
NTT加入電話から電話番号を引き継ぐ場合は、auが休止手続きを代行してくれるので自分でNTTに連絡を入れる必要はありません。反対に、引き継がない場合は自分でNTTに解約の連絡をしなくてはいけません。
ただし、先に解約してからauひかり電話開通を待っていると、その間で固定電話が使えなくなるので要注意です。また、休止は一時的に契約をストップすることで、解約は永久に契約を破棄することなので、この違いを理解しておきましょう。
■休止費用
休止工事費2,000円(税込2,200円)が別途NTT東日本・NTT西日本より請求されます。
■利用休止票
NTT東日本・NTT西日本より利用休止票がお客さまに送付されます。利用休止票は、再度NTT東日本・NTT西日本をご利用の際などに必要となりますので、大切に保管してください。
■利用休止期間
NTT東日本・NTT西日本加入電話の利用休止期間は原則5年です。お客さまのNTT東日本・NTT西日本への申告により6年目以降の延長が可能です。延長をおこなわない場合は権利が失効しますので、ご注意ください。
期間の延長についてはNTT東日本・NTT西日本にお問い合わせください。※auひかり公式サイトより引用
auひかり電話を開通して、NTTの電話を休止する場合「2,200円」が請求されます。
また、これは休止の場合で、契約が完全に破棄されたわけではないので、「休止期間」というものが5年設けられています。これを延長し続けないと権利がなくなります。
つまり、延長し続けないとauひかりの電話サービスを通じて使っている電話番号も消滅してしまう、ということになります。
とは言っても10年間は自動で継続されます。
利用休止期間(5年)を経過しても、ご契約者様から利用休止期間延長、または加入電話等の再利用のお申し出がない場合は、NTT東日本でその期間を更に5年間自動的に延長させていただいております。
なお、休止工事日(または利用休止期間延長の手続き日)から10年間、お客様より上記のお申し出がない場合は、誠に申し訳ございませんが、加入電話契約(電話加入権等)は解約されたものとして取り扱わせていただきます。※NTT東日本公式サイトより引用
auとNTTの公式サイトで若干言っていることが食い違っているようですが、NTTの言っていることを信頼して問題なさそうです。
auひかり電話のメリット
ここからは本題のauひかり電話のメリットについて紹介します。
auひかり電話だけでも申し込めるの?
例えば、『NTT加入電話が毎月約1,980円でちょっと高いから、auひかりの固定電話に乗り換えたい』という人がいたとします。
auひかりの光回線(インターネット)はいらないので、固定電話だけ使いたいという場合はどうなるのでしょうか?
これは、結論から言うとあまり良い選択ではありません。
電話サービスのみご利用の場合、1,540円(税込)/月です。電話サービスのみのご利用はauひかり マンションでau one netのお客さまに限ります。
※auひかり公式サイトより引用
あとで紹介しますが、auひかり電話の月額料金は550円です。そのため、auひかり電話だけを利用する場合は料金が990円も割高です。
また、マンションタイプでしか利用できないので、「そもそもマンションに独り暮らしで固定電話はいらない」という人にとってはどうでもいいサービスです。プロバイダもau one netに限られます。
ただし、マンション住みでどうしても固定電話が必要な場合、確かに1,540円でも使えるなら必要とする人はいるかもしれません。
月額料金
auひかり電話 | 550円 |
---|---|
電話オプションパック (割込通話、発信番号表示など5つ) | 550円/759円(EX) |
050電話サービス | 165円 |
auひかり電話の月額料金は550円です。これに通話料金がプラスされていきます。
また、発信番号表示などあったら嬉しいオプションが5つパックになって550円(もしくは759円)で使えます。これらすべてを個別につけると1,650円以上かかるのでとてもお得です。
また、auひかり電話で新しく電話番号を作りたい場合は「050電話サービス」がおすすめです。
「初期費用無料」でさらに月額料金165円プラスで使え、また、050は場所を問わないので『引っ越しによって電話番号が変わってしまう…』という面倒もありません。
auスマートバリューの条件クリア
auひかり電話のメリットは、ただ単に固定電話が使えるというだけではありません。
auひかり電話はauひかりの様々キャンペーンの適用条件となっていることが多いため、「auひかり」と「auひかり電話」をセット契約すれば色々お得になる、というわけです。
その一つが「auスマートバリュー」です!
・割引:スマホが毎月550円~1,100円割引
・割引数:1世帯最大10契約まで、離れて暮らす50歳以上の家族も対象
この3つが主な概要で、auスマートバリューを組むことで毎月のスマホ料金がお得になります。離れて暮らす50歳以上の家族も範囲で、最大10回線まで割引対象です。
このキャンペーンの条件にauひかり電話の加入が含まれているため、auひかり電話を契約することはこうしたメリットにもつながるのです。
なお、UQモバイルとのセット割「自宅セット割」も、auひかり電話を加入すること毎月のスマホ料金を割引してもらえます。
初期費用相当額割引(工事費無料キャンペーン)の条件クリア!
auひかり(光回線)を利用する際、開通工事費として、戸建てタイプが41,250円、マンションタイプは33,000円の工事費がかかります。
しかし、「初期費用相当額割引」(工事費無料キャンペーン)によってなり、この工事費が実質無料になるキャンペーンの条件にもauひかり電話が入っているのです。
※マンションタイプはauひかり電話の加入は不要
・割引:工事費の分割費用と同額分を割引し実質無料
ただし、auひかり電話が加入条件になっているのは戸建てタイプのみで、マンションタイプはauひかり電話に加入しなくてもキャンペーンが適用されます。
「初期費用相当額割引」(工事費無料キャンペーン)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
乗りかえスタートサポートの条件クリア!
他の光回線からauひかりに乗り換える場合、「解約金」が発生する可能性があります。フレッツ光だったら2年契約なので、2年に満たないうちに解約すると解約金がかってしまいます。
こうした乗り換え時にかかる解約金などをauひかりが30,000円まで還元してくれるのが、「乗りかえスタートサポート」です。
・還元①:他社からの解約金を30,000円まで還元
・還元②:auスマートバリューまたは自宅セット割に申し込むと、1台につき最大10,000円還元
乗りかえスタートサポートは、光回線の解約金だけでなくスマホ・ケータイの解約金も還元してくれる優れものです。
『光回線と一緒にスマホもauに乗り換えたい!』という方にとっては、かなり助かるキャンペーンと言えます(^o^)/
「乗りかえスタートサポート」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
auひかりの申し込みなら株式会社NEXTがおすすめ!
auひかりはauショップや公式サイトからでも申し込みができますが、お得に申し込めるのは正規代理店「株式会社NEXT」です!
キャッシュバック金額 | auひかり+auひかり電話:77,000円 ※「プロバイダSo-net」+「auスマートバリューまたは自宅セット割適用」の場合、 上記にプラスでキャッシュバック10,000円増額中! auひかりのみ:61,000円 |
---|---|
適用条件 | なし |
手続き方法 | 申し込み時に口座情報を伝えるだけ(SMS登録も可能) |
受け取り方法 | 最短で翌月に現金振込 |
代理店NEXTではキャッシュバックキャンペーンを実施中で、auひかりのみの申し込みでも最大61,000円がもらえます。
一緒にauひかり電話を申し込むと77,000円に増額してもらえますが、申し込みはあくまでも任意で強制ではありません。
なお、auひかり+auひかり電話で申し込む場合、今なら「プロバイダをSo-net」にして「auスマートバリューまたは自宅セット割を適用」することで、キャッシュバックをさらに10,000円増額してもらえますよ。
キャッシュバックの手続きは申し込み時に完了
※NEXTのキャンペーンサイトから引用
代理店NEXTのキャンペーンサイトでもこのように紹介しているように、手続きはauひかりの申し込み時に口座情報を伝えるだけです。『電話で伝えるのは抵抗がある』という方は、SMS(ショートメッセージ)での登録も可能です。
手続きが完了したら、あとは振り込まれるのを待つだけです。(最短で翌月)
代理店NEXTのキャンペーンについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてください。
auひかりをお得に申し込める代理店
「NEXT」のキャンペーンサイトはこちら
まとめ
今回はauひかりでも利用できる固定電話サービス「auひかり電話」について紹介してきました。
auひかり電話にはNTT加入電話よりも料金が安いといったメリットがありますが、電話番号の発番元によっては電話番号を引き継げないという点には注意が必要です。
auひかりとauひかり電話を一緒に申し込むことで、乗り換え費用負担、工事費無料、スマホ割引など、様々なキャンペーンや割引が受けられます。そのため、『固定電話はあまり使わない』という方もauひかりをお得に使うために申し込むのも一つの策と言えますよ。
皆さんもauひかり電話を上手く活用して、お得にauひかりを利用してくださいね。