楽天ひかりは、楽天市場や楽天銀行、楽天モバイルなど幅広いサービスを展開する楽天グループ株式会社が提供する光回線サービスです。

So-net光と比べて通常の月額料金が安く、さらに楽天モバイルユーザーなら毎月1,000ポイントが付与され、楽天モバイルの料金の支払いにも利用できるため、楽天ひかりに乗り換えることで毎月の通信料金が抑えられます。

また、楽天モバイルユーザーが楽天ひかりに乗り換えると、楽天市場で買い物をした際にもらえるポイントが+6倍になるので、楽天市場をよく利用する人に特におすすめです。

So-net光から楽天ひかりへ乗り換える際は、事業者変更が利用できます。

So-net光から楽天ひかりに乗り換える方法と手順は以下のとおりです。

本記事では、何度も光回線の乗り換えをしてきた筆者が、So-net光から楽天ひかりへの乗り換え手順を、初心者にもわかりやすく実際の写真付きで詳しく解説しています。

また、So-net光から楽天ひかりに乗り換える際の費用や注意すべきポイント、乗り換えるメリットなども解説していますので、乗り換え検討中の人や申し込み前に見落としがないか不安な人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

So-net光から楽天ひかりに乗り換える方法と手順を解説

So-net光から楽天ひかりへの乗り換えは、手続きが簡単で工事が不要となる事業者変更での乗り換えがおすすめです。

So-net光から楽天ひかりに乗り換える方法と手順は、以下のとおりです。

1. So-net光に連絡をして事業者変更承諾番号を発行する
2. 楽天ひかりを申し込む
3. 楽天ひかりから開通通知書が届く
4. 開通日に無線ルーターを交換する
5. So-net光のレンタル機器がある場合は返却する

So-net光から楽天ひかりへの乗り換え時にかかる費用は？

So-net光から楽天ひかりへ乗り換える際には、以下の3つの費用がかかる可能性があります。

• 楽天ひかりの初期登録料（1,980円）
• So-net光の工事費の残債
• レンタル無線ルーター返却費用（送料）

楽天ひかりの初期登録料（1,980円）

楽天ひかりでは、契約時に1,980円の初期登録料がかかります。

事業者変更と転用の場合はどちらも1,980円ですが、新規契約の場合は880円となります。

So-net光の工事費の残債がある場合は解約時に一括支払いとなる

So-net光の開通工事費を分割払いで契約している場合、楽天ひかりに乗り換え時に残債分を一括で請求されます。

工事費の残債があるかどうかは、楽天ひかりに申し込む前にWebのマイページで確認しておきましょう。

レンタルルーターの返却費用（送料）

So-net光で無線ルーターをレンタルしていた場合、返却の際の送料は利用者負担となります。

受け取った際の箱に梱包し、公式サイト記載の住所宛に元払い伝票で発送してください。

受け取った際の箱はシリアルナンバーで管理されているため、別の箱に梱包して発送した場合は、返却確認がされない場合があります。

必ず受け取った箱に梱包して返却してください。

なお、開通月から26ヶ月以上レンタルの無線ルーターを利用している場合は、返却不要となるので、解約前に利用期間を確認しておきましょう。

So-net光では事業者変更承諾番号の発行手数料は無料

So-net光の事業者変更承諾番号の発行手数料は無料です。

事業者変更承諾番号の有効期限は発行日から15日間となり、有効期限が切れてしまうと再発行が必要です。

楽天ひかりを申し込む2〜3日前に発行しておくと、手続きをスムーズに進められるでしょう。

なお、事業者変更承諾番号を発行しても、すぐにSo-net光が解約されるわけではありません。

楽天ひかりへの切り替え完了をもって解約となります。

工事費は事業者変更なら無料！もし工事がある場合もキャンペーンにより実質無料になる

事業者変更による乗り換えなら、開通工事が必要ないため工事費はかかりません。

また、もし工事が必要となる場合でも、楽天ひかりではキャンペーンにより工事費が実質無料となります。

そのため、開通時に高額な工事費を請求されることはありません。

So-net光から楽天ひかりへ乗り換える際に注意すべきポイントとデメリット

So-net光から楽天ひかりへ乗り換える際に注意すべきポイントとデメリットは以下の7つです。

• auやUQモバイルスマホとのセット割引が適用されなくなる
• 楽天ひかりの開通月の月額料金は無料なので解約タイミングを気にする必要はない
• レンタル機器の返却を忘れると損害金が請求される
• So-net光から付与されたメールアドレスは使えなくなるので必要ならGmailなどに変更しておく
• 無線ルーターのレンタルができない
• So-net光で利用していた光電話の電話番号を引き継ぐ場合は2,200円の手数料がかかる
• 10ギガプランは提供していない

auやUQモバイルスマホとのセット割引が適用されなくなる

So-net光ではauやUQモバイルスマホとセットで利用することで、スマホ1台につき最大で月額1,100円割引されるセット割引があります。

ただし、楽天ひかりに乗り換えてしまうと、スマホとのセット割引は適用されません。

なお、楽天ひかりは楽天モバイルとセットで利用すると楽天ポイントが1,000ポイント付与されます。

そのため、楽天モバイルを利用しているならお得に利用可能です。

楽天ひかりの開通月の月額料金は無料なので解約タイミングを気にする必要はない

So-net光を解約した月の月額料金は日割り計算されず、解約の申し込み日に関係なく1ヶ月分の料金が請求されます。

一方で楽天ひかりの利用開始月の月額料金は無料です。

月の途中で楽天ひかりに乗り換えたとしても、支払う費用に変わりはないため、解約タイミングを気にする必要はありません。

レンタル機器の返却を忘れると損害金が請求される

無線ルーターなどSo-net光でレンタルしていた機器は、解約後に返却が必要です。

ONUは乗り換え後も引き続き使用するので返却不要ですが、無線ルーターは返却を忘れると損害金（最大6,200円）が請求されるので注意してください。

返却は受け取った際の箱に梱包し、公式サイトに記載の住所宛に元払い伝票で発送してください。

So-net光から付与されたメールアドレスは使えなくなるので必要ならGmailなどに変更しておく

So-net光のプロバイダから付与されたメールアドレスは、乗り換え後に利用できなくなります。

もしSo-net光のメールアドレスを登録しているサービスがある場合は、乗り換え前に登録メールアドレスを変更しておきましょう。

Gmailなどのフリーメールでメールアドレスは無料で作れるので、他に持っていない人は新しいメールアドレスを作りましょう。

無線ルーターのレンタルができない

楽天ひかりでは、無線ルーターのレンタルがありません。

So-net光で無線ルーターをレンタルしていた場合は、楽天ひかりに乗り換える際に新しい無線ルーターを購入しましょう。

So-net光で利用していた光電話の電話番号を引き継ぐ場合は2,200円の手数料がかかる

So-net光で利用していた光電話の電話番号を楽天ひかりでも引き続き利用したい場合、ナンバーポータビリティを利用すれば、同じ電話番号を継続利用できます。

ただし、楽天ひかりでナンバーポータビリティの手続きを行う際に、2,200円の工事費用が発生するので注意してください。

1０ギガプランは提供していない

楽天ひかりでは、10ギガプランの提供がありません。

より高速な10ギガプランを利用したい場合は、GMOとくとくBB光やBIGLOBE光など、10ギガプランを提供している光回線を選びましょう。

So-net光と楽天ひかりの料金や速度を比較！乗り換えるメリットは？

So-net光と楽天ひかりを以下の3項目で比較し、乗り換えメリットを検証します。

• 料金
• 通信速度
• オプションサービス

So-net光と楽天ひかりの料金を比較！So-net光のSプランを除けば楽天ひかりのほうがお得

料金面で比較すると、So-net光（Sプラン）を除いて月額料金が安い楽天ひかりのほうがお得です。

また、楽天モバイルユーザーの場合は、楽天ポイントの付与やポイント倍率アップなどのサービスが受けられるので、So-net光よりもお得に利用できます。

1ギガプランの月額料金比較！So-net光（Sプラン）以外は楽天ひかりのほうが安い

1ギガプランの月額料金は、So-net光（Sプラン）を除けば楽天ひかりのほうが安いです。

また、スマホとのセット割引が適用されるauやUQモバイルユーザーでも、同様にSo-net光（Sプラン）以外は楽天ひかりのほうが月額料金が安くなります。

ただし、楽天モバイルユーザーなら毎月1,000ptの楽天ポイントが付与され、楽天モバイルの料金の支払いに使用できるため、So-net光（Sプラン）よりも楽天ひかりのほうがお得になります。

1ギガプランの3年間の合計費用比較！So-net光（Sプラン）以外は楽天ひかりのほうが3,000円以上安い

月額料金だけでなく、初期登録料などの初期費用を含めた3年間の合計費用で比較しても、So-net光（Sプラン）以外は以外はSo-net光より楽天ひかりのほうがお得です。

また、スマホとのセット割引を利用したauやUQモバイルユーザーでも、同様にSo-net光（Sプラン）以外は楽天ひかりのほうが3年間の合計費用は安くなります。

ただし、楽天モバイルユーザーは、毎月1,000円分の楽天ポイントが付与されるため、So-net光（Sプラン）よりも楽天ひかりのほうが、3年間の合計費用が5,000円以上安くなります。

So-net光10ギガプランから楽天ひかり1ギガプランに乗り換えると3年間の合計費用が14,000円以上安くなる

10ギガプラン （一戸建て・マンション共通）
料金比較	So-net光	So-net光 （セット割引適用）
月額料金	6,270円	5,720円
3年間の合計費用	225,720円※	205,920円※

当然ですが、So-net光の10ギガプランより楽天ひかりの1ギガプランのほうが月額料金は安いです。

そのため、スマホとのセット割引が適用されたSo-net光（Sプラン）と比べても、楽天ひかりのほうが3年間の合計費用は14,000円以上安くなります。

10ギガプランほどの通信速度はいらないという人や毎月の料金を節約したい人は、楽天ひかりの1ギガプランへの乗り換えを検討してもよいでしょう。

So-net光と楽天ひかりの通信速度を比較！楽天ひかりのほうが100Mbps近く遅い

通信速度比較
サービス	So-net光 Sプラン	So-net光 Mプラン	So-net光 Lプラン	楽天ひかり
下り速度	271.2Mbps	289.19Mbps	433.83Mbps	306.43Mbps
上り速度	234.12Mbps	251.01Mbps	286.89Mbps	227.75Mbps
Ping値	18.3ms	17.09ms	17.45ms	21.07ms

参照元：みんなのネット回線速度

So-net光と楽天ひかりは、どちらも同じNTTのフレッツ光の回線を利用しているため、理論上の最大速度は同じです。

実際のユーザーが実測した平均通信速度を比較すると、楽天ひかりとSo-net光（S/Mプラン）の通信速度には大きな差はありません。

So-net光（Lプラン）と楽天ひかりで比較した場合は、100Mbpsほど楽天ひかりのほうが遅いです。

とはいえ、楽天ひかりの下り速度は300Mbps以上出ていることから、通信速度の遅さを感じることは少ないと考えられるでしょう。

ただし、利用環境や時間帯によって通信速度は変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

So-net光と楽天ひかりのオプションサービスの比較！光電話や光テレビの料金は同じ

オプションサービス月額料金
サービス	So-net光	楽天ひかり
光電話	550円	550円
光テレビ	825円	825円

光回線の主要オプションの光電話と光テレビについては、So-net光と楽天ひかりで月額料金に違いはありません。

So-net光で光電話や光テレビを利用している場合、楽天ひかりに乗り換えても同じ料金で継続利用できます。

【結論】So-net光（Sプラン）を利用している人以外は楽天ひかりへの乗り換えがおすすめ

So-net光と楽天ひかりを比較した結果、So-net光（Sプラン）を利用している人以外は楽天ひかりのほうが3年間の合計費用が安いため、楽天ひかりへの乗り換えをおすすめします。

So-net光（Sプラン）を利用していても、楽天モバイルユーザーであれば楽天ひかりのほうが安くなるため、乗り換えたほうがお得です。

楽天モバイルユーザー以外でSo-net光（Sプラン）の通信速度に満足しているなら継続利用がおすすめ

楽天モバイルユーザー以外は、So-net光（Sプラン）のほうが楽天ひかりよりも月額料金が安いので、楽天ひかりに乗り換えるよりSo-net光（Sプラン）を継続利用したほうが料金面ではお得です。

ただし、So-net光（Sプラン）には、夜の回線が混雑する時間帯に通信速度が低下するという特徴があります。

実際に夜の時間帯の通信速度を比較すると、楽天ひかりよりも150Mbps以上遅いです。

時間帯別の通信速度
時間帯	So-net光 Sプラン	楽天ひかり
朝（5時00分～8時59分）	436.12Mbps	379.52Mbps
昼（12時00分～12時59分）	248.32Mbps	345.56Mbps
夕方（16時00分～18時59分）	284.67Mbps	319.63Mbps
夜（20時00分～22時59分）	92.67Mbps	268.65Mbps
深夜（0時00分～4時59分）	318.4Mbps	397.24Mbps

参照元：みんなのネット回線速度

そのため、現在の通信速度に不満がある場合は、楽天ひかりへの乗り換えをおすすめします。

もし、現在の通信速度に満足しているのであれば、料金面でお得なSo-net光（Sプラン）の継続利用がおすすめです。

So-net光（Sプラン）を利用している人以外は楽天ひかりへの乗り換えがおすすめ

So-net光（M/Lプラン）を利用している人は、セット割引を適用したとしても楽天ひかりのほうが月額料金が安いので、楽天ひかりに乗り換えたほうがお得です。

初期費用も含めた3年間の合計費用で比較すると、So-net光（Mプラン）は3,000円以上、So-net光（Lプラン）は43,000円以上も、楽天ひかりに乗り換えることで安くなります。

So-net光から楽天ひかりに乗り換えるならいつがベスト？

結論として、So-net光から楽天ひかりへの乗り換えは、工事費の支払いが終わっていれば解約しても問題ありません。

• 工事費の残債がある場合は乗り換え時に一括で請求される
• 楽天ひかりの開通月は月額料金無料なので月の途中で解約しても費用は変わらない

工事費の残債がある場合は残債分が一括で請求される

So-net光の解約時に工事費の残債がある場合、残債分が一括で請求されます。

そのため、工事費の残債がある場合は、支払いが終わるまで待つことで乗り換え費用が節約できます。

工事費の残債があるかどうかは、マイページで確認できるので、So-net光の解約手続き前に確認しておきましょう。

楽天ひかりの開通月は月額料金無料！月の途中で解約しても費用は変わらない

楽天ひかりの開通月は月額料金が無料になります。

So-net光は解約月の月額料金が日割り計算されないため、1ヶ月分の月額料金が請求されますが、楽天ひかりの月額料金が無料なのでいつ解約しても回線切り替え月の月額料金は変わりません。

So-net光から楽天ひかりへの乗り換え時によくある質問

So-net光から楽天ひかりへ乗り換える際によくある質問をまとめました。

乗り換え手続きをする前にチェックしておきましょう。